RIMS共同研究 (公開型)

計算科学に資する数値解析学の展開

2024年10月23日 (水) ~ 10月25日 (金)
京都大学 数理解析研究所 420号室

京都大学数理解析研究所RIMS 共同研究 (公開型) として標記の公開型共同研究を開催いたします. みなさまのご参加をお待ちしております.

研究代表者:
曽我部 知広 (名古屋大学 大学院工学研究科)
副代表者:
剱持 智哉 (名古屋大学 大学院工学研究科)

共同研究の目的・内容

計算機による数値計算は, 数学計算とその諸分野への応用の可能性を大きく拡げ, 古典的な物理学等から生命科学・経済学等に到るまで, 現代科学・工学の欠かせない要素技術となっています. 数値計算・計算科学は, 現象のモデル化とその数理的解析, モデル離散化手法の開発と解析, 離散アルゴリズムの効率的な計算機実装, および計算結果の品質保証や可視化を通じた応用へのフィードバックなどから成ります. 数値解析学は, 計算機と数学を結び, 数値計算の有用性と根拠を担保する学問です.

本共同研究は, 1966年からRIMSで開催されてきた研究集会の実績を継承しつつ, 数値解析学の進展, 数値計算アルゴリズムの進化, 計算機環境の急速な発展・多様化の中で, 現在・近未来の計算科学に表れうる数学・計算上の課題解決に向けて数値解析学を今後どのように展開すべきかを改めて問うものです. 具体的課題として, 超多自由度系において従来の計算手法では対応できない問題が現れており, 数値解析学の理論や数値計算アルゴリズムの革新が求められています. また, 計算科学は近年の流れであるデータ科学から影響を受けており,データ同化分野等で必然的に新課題が出てきています. そこで, 数値解析学及び数値計算の研究者が目指すべき目標を定め, 数値解析学の理論の深化はもとより, 理論・実験に続く第3の科学的手法である計算科学への寄与・価値の創造, 関連分野との分野融合研究の可能性, そしてそれらに向けた研究の方向性・展開について密に議論することを目的とします.

プログラム

確定次第, こちらのページに記載いたします.

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お問い合わせ先

剱持 智哉 (kemmochi <at> na.nuap.nagoya-u.ac.jp)